ホワイトペーパー
「Withコロナ」生活・ビジネス意識調査レポート
2021年7月16日
本記事は、2021年6月に当社が実施したアンケートの調査レポートをWeb用に構成したものであり、記載されている内容は資料公開時点での情報です。予めご了承ください。
2020年初頭から襲った新型コロナウイルスの猛威は、私たちの生活やビジネスに大きな影響を与えると共に、生活様式・働き方の変化を否応なくもたらしました。
そこで2021年4月、6都道府県に発令された3度目の緊急事態宣言中、長期化するコロナ禍(Withコロナ)での課題についてアンケートを実施。多くの方から様々なご回答やご意見をお寄せいただきました。当社の音響・映像技術でできる課題解決を模索し、社会の安全・安心に寄与したいと考えています。
<調査概要>
媒体 :Twitter 当社アカウント(@JkpiSolution)
対象 :アカウントフォロワー他
期間 :2021年5月31日~6月4日
設問数 :5問(各回答期間は5日間)
ページ総数 :全10ページ
アンケート内容 :Withコロナでの働き方、新たな行動や購買について 他
目次
1 - Withコロナでの働く場所について
Q.1 昨今の緊急事態宣言・まん延防止条例で、通勤や働き方にどのような変化がありましたか?
ご意見・コメント
● 通勤も仕事内容も変わっていません。テレワークにはすごく憧れがあります。
● 弊社は全従業員の出勤者数の約94%を削減したと聞いています。
● 働き方を「変えるために必要な課題が見えてきた」というのが印象で、まだ変化ができていません。
● 出勤をしなければ出来ない業務以外の人は極力テレワークするような体制をとっています。
● 製造業の現場は変化が難しく出勤がメインとなっていますが、社外とのやり取りはビデオ会議やチャットワークを使いコミュニケーションの手段が増えました
通勤や働き方が変わらない(変えられない)が約7割
変わらないと感じているのは製造・物流、建設、店舗、サービス業などテレワークに変えられない業種からの回答が目立った。
一方で、IT産業やサービス業の一部では、テレワークが主体となりコメント回答で94%の出勤削減を達成した会社もあった。
変わらない(変えられない)と感じている中でも、除菌やマスク着用を徹底しているという回答や、オンライン商談が主流になり、出勤が必要な業務以外の人は極力テレワークにする体制に変わっており、働き方は大きく変わっていることが分かる。そうした中で出勤での働き方を今一度考え直す必要があることが推察される。
2 - Withコロナでの働き方について
Q.2 打合せや会議は、リモート会議(ZoomやTeamsなど)の映像・音声コミュニティツールを活用していますか?
ご意見・コメント
● 営業の社員は積極的に使っています。
● 会議は禁止になっているので打ち合わせは、メール・電話・書面です。出張もいけない状態が続いています。
● 毎日リモート会議を使っていて使わない日がありません。
● 対面ではないと成り立たない仕事の為、リモート会議はほとんど使いません。
● Teamsが社内の標準ツールとなっています。
「積極的に使っている」と「時々使っている」が約7割
Beforeコロナではまだ一部の企業や団体でのみ使用されていたリモート会議ツールが、急速に身近なものになりAfterコロナの時代においても、この変化は元に戻ることはなくスタンダード化していくことが推察される。
一方で、「対面ではないと成り立たない」、「メールや電話が主といった」ご意見も寄せられた。接客業や業務上対面でのコミュニケーションが必要な業種においては、今後のコミュニケーションの在り方を考えていく必要が出てきていることが分かる。
3 - Withコロナでの会話について
Q.3 店舗や施設利用時、ビニールカーテンやアクリルパネルがあると、相手の声が聞こえにくいと感じることはありますか?
ご意見・コメント
● こちらが聞き取れても、何回か聞き返されたことがあります。
レジで店員の方から聞かれることが多くなりましたが、聞き間違いされることもあります。
● 親がお世話になっている介護施設ではコロナ対策でビニールカーテン越しに会話をします。
マスクもしているのでお互い何度も聞き直すことが多く感じます。
● 何度も聞き直すのが申し訳なくなり、笑ってごまかしてしまうことがあります。
「聞こえにくいと感じる」が7割
聞き間違いや何度も聞き直すといった、会話の不自由が挙げられ、多くの人が経験されている。
また、何度も聞き直すのが申し訳なくなり、笑ってごまかしてしまうという点も挙げられ生活の中での会話の重要性を改めて認識することができる。
店舗や受付以外にも業務上対面で会話が必要となる商談時や介護施設への訪問時におけるアクリル板越しでの会話での“聞こえ”の課題は今後も変わらず社会問題の一つとして残っていくと推察される。
4 - Withコロナでの意思疎通について
Q.4 チームで業務をする際、会話(音声)での意思疎通や指示報告のコミュニケーションは必要と感じますか?
ご意見・コメント
● メールだけの連絡だと文章の読み取り方によって、受け手の捉え方が変わることもあって揉める可能性があると思います。
● 文字には双方の理解が前提であって、書き方によっては、うまく伝わらない可能性もあると感じます。
● ニュアンスまで伝えるには会話(音声)は意思疎通に必須だと日々感じています。
2020年9月の調査結果対比では「会話は必要と感じる(76.4%→94.1%)」、
「会話は不要(20%→3.9%)」と、大きく回答の変化が見られた
働き方が変わることによりメールやチャットツールを使ったやり取りが増えたことで意思疎通に課題を持たれている人が増えてきていると推察される。
チームでの業務という点でフォーカスすると、目標を共通項として互いの役割や進捗を確認しながら業務をすることが重要と考えられる。
そのために、言葉のニュアンスも含めた意思疎通が大事であり、会話によってチームでの業務を円滑にすることができると考えられる。
一方で、記録やエビデンスとしてのメールや書面も今までと変わらず重視されている。Withコロナの時代においては会話と文章の両方をうまく使い分けをしていく必要がある。
5 - Withコロナでの新たな行動と購買について
Q.5 コロナ禍で、新たにチャレンジしたこと、購入や備蓄した物はありますか?何かも教えてください
ご意見・コメント
● 電車通勤をやめて、自転車通勤を始めました。コロナが終息しても継続したいと思います。
● 今までWindowsを使用していましたが、iPhoneを使用しているのでMacbookを追加購入しました。
● まだ、何も購入したりチャレンジはしていませんが、PDFに電子印を押せるようになりました。
自力で業務改善ができたので、ささやかですが嬉しくなりました。
● テレワークが増えたので音楽を楽しむために、ホームオーディオを購入しました。
● チャレンジは普段よりも料理に時間を掛けるようになりました。
「ある(購入、チャレンジ)」「これから」を合わせて約7割
ビジネスだけではなく、生活の変化で新たな購買やチャレンジが多い結果となった。外出自粛やステイホームの「おうち時間」を充実させるため、PCやオーディオを購入したというコメントが寄せられた。
また、「電車通勤をやめて自転車通勤を始めた」というコメントもあり、3密回避と健康志向の両立実践は、正にコロナ禍における変化であると推察される。一方で「特に変わりない」という回答が約3割ある。コロナ禍でも消費や行動に変化はない、もしくは余裕がないという回答結果ではないかと考えられる。
6 - 事業継続計画(BCP)のための映像・音響ソリューションのご提案
Scene.1 テレワークによる働き方の変化に
テレワークが取り入れられ、オフィスや現場から離れた場所でも業務を継続することがこれからの働き方で求められます。オフィス、店舗、現場への移動巡回には「モバイル映像監視システム」をご提案いたします。スマホで現地のカメラ映像を確認し、現場への指示や連絡を行うことで、移動時間の短縮や、業務改善に繋げることが出来ます。
Scene.2 会議の在り方の変化に
リモート会議は約7割近くの企業、団体が使用していることが今回の調査で分かりました。Afterコロナの時代では従来型の対面式と、遠隔からオンラインでの参加というハイブリッドな会議が増えることが予想されます。オンラインでは映像以上に音声が重要です。発言用マイクホンの最適化には「デジタル会議システム」をご提案いたします。
Scene.3 接客の働き方の変化に
ビニールカーテンやアクリルパネルがあると相手の声が聞こえにくいという回答が7割を占めました。商業店舗やビル受付、介護施設などでの会話における“聞こえ”の課題には「非接触型カウンターマイク」をご提案いたします。マイク拡声により、会話の“聞こえにくさ”を解消し、顧客満足度を向上することが出来ます。
Scene.4 チーム内の意思疎通の変化に
9割以上がチームで業務をする際、会話での意思疎通は必要と感じています。 病院や商業店舗、倉庫など、複数のスタッフが、相互通話で連絡がとれる「デジタルインターカム」をご提案いたします。ハンズフリーで相互通話ができることで、チームのコミュニケーションを強化できます。
ほかにも、音響・映像による、さまざまな課題解決のご提案をご用意しています。
事業継続計画(BCP)・法改正対応ソリューションご提案 特設サイトをご覧ください。
7 - 社会課題解決に向けて
Withコロナでの生活やビジネスでは、新しい働き方への変化を確認できました。これまで、テレワークやリモート会議は一部の企業が先行していましたが、現在ではそれが当たり前となり、ニューノーマル時代でも新しい働き方は継続すると考えられます。今回の調査によって新しい働き方に変化したことで、意思疎通やコミュニケーションの共通課題が見えてきました。
離れていても、円滑なコミュニケーションを図るにはどのようにしたら良いか、弊社は音響・映像のプロフェッショナルとして何が出来るかを深く考えることで、社会課題への解決策をご提案していきたいと考えます。
通信のデジタル化は加速し、音声・映像がストレスなく届けられる時代になりました。その際の入出力、マイク・スピーカーといったアナログ技術もそれに応じてBeforeコロナ以上に、必要とされるようになりました。ユーザーにとってストレスなくコミュニケーションができる、ニューノーマルの働き方をご提案していきます。
また、一方では「働き方を変えられない」というソーシャルワーカーや自営業・運送業・サービス業の方の声も今回の調査で知ることができ、対面ビジネスの必要性も確認できました。そうしたノンストップビジネスの安心・安全は欠かせないと考えます。
本紙が公開される頃にはワクチン接種が進み、明るい兆しが見え始めているかもしれません。今回調査にご協力いただいた皆様へ感謝するとともに、いち早く安心・安全な社会となることを願っております。
本資料では、調査を通して浮き彫りとなった課題と解決策を考察します。
企業における業務改善や顧客満足度向上にぜひお役立てください。
編集者・注釈:株式会社JVCケンウッド・公共産業システム マーケティング担当(2021年7月)
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