映像ソリューション
車両下部監視システム
ボトムカメラ映像で車両下部を鮮明に表示・記録。
これまで車両下部検査は、警備員や職員による点検鏡やリフトアップでの目視検査が主流でしたが、『検査時間の短縮、24時間警備、エビデンス記録』などのニーズが高まっています。「車両下部監視システム」は、ボトムカメラによる鮮明な画像表示・記録で、重要警備施設や車両検査施設における車両下部検査業務の効率化とエビデンス記録を実現します。
また、可搬型システムなので、複数カ所の巡回検査や、イベント警備などの一時的な検査にも活用できます。
特長
- 高解像度カメラを採用し、高画質な車両下部画像を瞬時に生成するので検査がスムーズ。
- 車両下部撮影カメラにはLED照明を内蔵し、昼夜問わず検査や不審物の確認が可能。
- 車両下部画像のズーム機能を備えているので、細部にわたり検査が可能。
- 検査画像は、監視用PCに表示・記録。検査後も日時検索した画像を再検査可能。
検査画面例
監視用PC画面❶車両下部画像 ❷車両下部カメラライブ映像 ❸車両前方カメラライブ映像 ❹車両前方カメラ画像 ❺操作メニュー ❻拡大表示(ズーム機能)
システム構成例
作業フロー
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設置
- 各機器の電源とネットワーク接続を行います。接続には防水対応の専用ロングケーブルが用意されています。
- 検査車両がカメラ中央を通過するよう、カラーコーンなどで車路を制限します。
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撮影
- 車両を1台ずつ下部カメラの上を通過させ撮影していきます。前面撮影カメラはナンバープレートを含む車両のフロント部を撮影します。
- 車両進入から記録を開始する「自動撮影モード」がデフォルトなので、都度パソコン操作が不要です(マニュアル撮影も可)。
- 監視用PCは、車両下部カメラ・前面撮影カメラの2つの画面を同期させ、1枚の検査画像を生成します。
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検査
- 撮影後、確認したい箇所にカーソルを移動し、左クリックすると拡大表示されます。スクロールボタンでズームも可能。
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検索
- 撮影履歴一覧から日時選択で車両検索できます。サムネイルから確認したい車両をクリックすると、対象車両の検査画像が表示されます。
ユースケース
重要警備施設インフラ施設オークション・車検車両整備ライン
- ● 施設への不審物や危険物の、持ち込み対策に。セキュリティ強化
- ● これまでの目視確認から、映像撮影・記録まで自動化。効率化・省力化
- ● 日時情報から車両を検索し、撮影履歴から再検査が可能。エビデンス記録・検証
構成機器
車両下部撮影カメラ(ボトムカメラ)
- 解像度:1.3Mpix(1,280×1,024)
- 照明:平行発光LED(12W×6台)
- 電源:DC12V/DC24V(制御ボックスより受電)
- 消費電力:約100W
- 電源コネクタ:10pin×1(防水仕様)
- LANコネクタ:CAT-5e×1(防水仕様)
- 保護等級:IP66
- 外形寸法:W561×D362×H77mm
- 質量:約16kg
制御ボックス
- カメラ用電源:10pin×1(専用ケーブル)
- 電源ユニット:DC12V、またはDC24V
- 電源:AC100V~240V対応
- 消費電力:約230W
- 外形寸法:W324×D338×H239mm
- 質量:約7kg
車両前面撮影カメラ
- 解像度:1.3Mpix(1,280×1,024)
- ネットワーク:100Base-TX/10Base-T、RJ45
- 電源:DC12V/PoE
- 消費電力:DC48V、120mA、約5.8W(PoE)
- 保護等級:IP66準拠
- ハウジング外形寸法:L141×H112.8×W364mm
- 質量:約2.3㎏(カメラ+ハウジング)
- 三脚付属
監視用PC
- OS:Windows 10 Pro
- モニター:HD15型(1,920×1,080)
- メモリー:32GB(16GB×2)
- ストレージ:512GB
- LAN:1000Base-T/100Base-TX
- 電源:AC100V
● 製品の仕様・外観は予告なく変更する場合がございますのでご了承ください。 ● 記載されている会社名、製品名はそれぞれ各社の商標または登録商標です。 ● 画面はハメコミ合成です。