インテリジェントビデオ解析（IVA＝Intelligent Video Analytics）は、カメラ映像の高度な画像解析によって、監視エリアの異常や変化を検知・発報させるシステムです。
今回は、一定時間放置された物体を、「置き去りされた物体」として検知・発報するシステムを展示。ビルや公共施設における安全管理の課題として、「不審物を検知したい」という要望にお応えするものです。

会場では実際に不審物に見立てたキャリーバッグを置いて、置き去り検知の体験をしていただきました。さらに、置き去りした人物の顔情報を切り出し、顔認証システムと連携させるカスタムソフトを参考展示し、より具体的なユースケースに沿ったご提案をいたしました。

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顔認証システムは、犯罪者や迷惑人物の来場を自動検知し、防犯対策に活用されています。また、商業施設などではVIP客のスムースな接客など、業務運営の省力化に役立てられています。

今回は、商業施設を想定した、「顔認証による人数カウント」と、「顔情報照合による入退管理」の2つのシステムを展示いたしました。
それぞれのシステムの特長に応じて、お客様の課題に合わせたご提案ができます。

1) ＜小規模型＞顔認証センサー「J-Face」

常時顔情報検知により、同じ人物が複数回入場した場合、重複しない人数カウントも可能。またスマートフォンなどの外部機器との連携も可能。

2) ＜小規模型＞顔認証システム「FaceTracker」

単機能で手軽に導入できるパッケージ型。レコーダーとも接続でき、監視カメラとのシステム共存も可能。

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車両ナンバー認証システムは、これまで紙でチェックしていた施設への入退構車両管理を、画像解析による車両ナンバー読み取りでデータ化し、車両管理を省力化するシステムです。これまで主に、工場や倉庫、大型施設ビルでの活用が進んでいます。

今回は、車両入退構テスト映像に加え、模擬ナンバーでの認証をご体験いただきました。
予め登録されたナンバーに対して入場記録（ナンバー情報＋画像）を行い、未登録のナンバーに対しては、警告灯などへの発報を行ったり、VIP車両を登録しておき、来所をインカムや無線機に通知するなど、スマートなおもてなしにも活用できます。

また今回、車両下部監視システムも展示。入場車両の下部をボトムカメラで撮影、画像処理で鮮明に記録・表示が行えます。インフラ施設や要人来訪施設などのセキュリティレベルの高い施設へ提案いたします。

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現在、カメラは監視セキュリティ用途だけでなく、画像解析による人数カウント（IN/OUT）や属性カウント（性別・年代）、滞留カウントなどにより、マーケティングや施設運営に活かされています。
「店舗の入店者数は？」、「施設をしている男女比/年代は？」、「フロアの混み具合は？」・・このような疑問をカメラでスマートに分析し、レポートします。

今回展示したマーケティングカメラ（AXIS製）は、カメラ本体のみで画像解析を行ないデータを蓄積し、クラウド経由で管理者へデータを届けます。
カメラにサーバー機能を内蔵しているため、カメラ端末側に解析用PCが不要であることもメリットのひとつです。

クラウドに蓄積されたデータは、前日比/前年比といったデータ比較ができ、複数の施設のデータも一覧で見ることができるため、経営分析や施設運営の改善にも役立てることができます。

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鉄道や電力、浄水場などのインフラ施設の監視ニーズを取り入れた、屋外旋回カメラや4Kカメラを用いた、マップ連動の統合監視ソリューションです。
屋外旋回カメラ「VN-H678WPR」は、360度旋回に加え、光学30倍ズーム、上向き30度撮影、赤外線LED照明搭載で、夜間でも鮮明に被写体を捉えます。

会場では、リモコン「RM-P3000」によるカメラのダイレクト制御を参考展示し、より直感的な操作をご体感いただきました。
また、4Kカメラ「VN-U78」は、4K対応デコーダー「VN-D5」を用いて、PCレス＆レコーダーレスのモニタリングをご提案。
高画質と直感的な使いやすさで、インフラ監視のさまざまなご要望にお応えいたします。

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JVCのネットワークカメラシステムは、Milestone XProtectビデオ管理システムを核に、さまざまなデバイスと連携した「統合監視システム」を実現します。多くのIPカメラ・エンコーダーとの互換性に加え、プラグインによる入退室アクセス制御などを実現。
また、スマートフォンによる閲覧だけでなく、内蔵カメラの映像を送信するVideo Push機能も装備します。

会場では、セキュリティレベルの高い施設を想定した入退室管理の例として、JVCネットワークカメラ、AXISネットワークカメラ、IPインターホン「IXシリーズ」、IP顔認証ターミナル「FaceStation2」を、Milestone　XProtectで一元管理するデモをご紹介いたしました。

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クラウド型モバイル通信カメラは、カメラ一体型BOXまたはセパレートBOXに3G/LTE通信モジュールを搭載し、クラウド上に映像を記録・配信・モニタリングするシステムです。
ネットワーク回線の敷設ができない場所の遠隔モニタリングや、無人施設の監視、イベントや工事現場などの限られた期間だけ映像モニタリングをする用途に適したソリューションです。

会場では、カメラ映像に加え、人数カウント（AXISピープルカウンター）の情報を、クラウド上でカメラ映像に合成して、ライブビューをするデモをご覧いただきました。
IoT情報と組み合わせることで、データの変化もクラウド上に記録として残るので、「いつ、どのような状況だったのか」、映像で確認することができます。

カメラ設置の初期費用と月々のサービス利用料だけで、レコーダーレス／サーバーレスでスタートできるクラウド型モバイル通信カメラは、お客様の遠隔モニタリングの課題への最適な選択となります。

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セキュリティカメラへのさまざまなニーズに対応する、IDIS社製セキュリティカメラシステムを参考出展いたしました。H.265対応のネットワークカメラシステム、および同軸ケーブル1本でフルHDの画像伝送と電源供給を可能とするアナログHDカメラシステムをご紹介いたしました。

当社は2019年4月より、IDIS社製セキュリティカメラシステムの販売を開始いたします。

▶ 広報発表「IDIS社製セキュリティカメラシステムの国内取り扱いを開始」（2019年3月28日） ▶ IDIS　ネットワークカメラシステム「DirectIP」製品ページ ▶ IDIS　アナログHDカメラシステム「DirectCX」製品ページ カタログダウンロード（セキュリティカメラ＆レコーダーラインアップカタログ）

3月6日、会場内に設けられたセキュリティソリューションステージでは、当社の久保が、「監視カメラ業界を牽引するプロフェッショナルの育成」セミナーに登壇しました。

主催

一般社団法人ビデオセキュリティ協会

パネラー

全国防犯啓蒙推進機構　理事長　折元 洋巳 氏
エスエスユニット　営業部　部長　岡崎 功治 氏
JVCケンウッド・公共産業システム　事業統括部　部長　久保 潮

司会

ビデオセキュリティ協会　理事長　住谷 健 氏

当社、久保から「近年のトレンドと画像解析の進化」と題し、最新の防犯抑止力となる技術トレンドと、顧客ニーズを解決する数々の画像解析の事例を紹介しました。その上で、これからはカメラだけでなく画像解析のプロフェッショナルが必要であることを提唱しました。