最新ネットワーク監視システムが「利用者の安全」を見守る。
高画質・高操作性と長時間記録が「迅速な対応」をサポート。
福岡県北部、筑豊地方に位置し、5.7万人の人口を抱える「直方市」。市の中心にある直方駅は、JR九州の筑豊本線と平成筑豊鉄道の伊田線が乗り入れるターミナル駅で、毎日多くの市民が利用しています。2011年、著名デザイナー監修による瓦葺風柿渋色の大屋根が見事な「2階建新駅舎」と「自由通路」が誕生。より便利で快適なまちづくりを目指し、現在も駅周辺整備事業を継続中です。その一環として、ネットワーク監視システムを導入。自由通路の「安全・安心」を支える、大きな役割を任されています。
導入の背景
直方市では、直方駅周辺整備事業の一環として、2009年に自由通路の整備に着手。2011年4月にJR新駅舎の開業と合わせて自由通路の一部(駅舎の隣接部分)が開通しました。これを機会に、直方市は「自由通路を映像監視・記録する」監視カメラシステムの導入を計画。利用者が自由通路を安心して利用できるよう、複数台のネットワークカメラを一括で録画・保存できるシステムを検討した結果、「多彩な高画質カメラ群」と、「高操作性・長時間記録の最新レコーダー」をラインアップした、JVCのネットワーク監視システムに総合的な評価を頂き、採用が決定しました。
導入ポイント
・記録時間に余裕のある映像記録システム(内規で最低1週間の記録保存が必要)。
・既設のエレベーター内カメラなど、外部カメラの入力が可能である。
・駅構内整備拡張に伴い、大規模なカメラ増設にも対応できる。
・画質がよく、記録映像からある程度の人物特定ができる。
以上に加え、『総合的なシステムインテグレーション能力』にも高い評価を頂いた様です。
導入の効果
平成筑豊鉄道の無人駅でいたずらがあった際、隣接する自由通路の映像をチェックして状況確認を行うなど、活用実績も活発。映像データをUSBメモリで持ち出せる事にも利便性がある様です。また、既設のエレベーターカメラ入力にも対応し、エレベーターまわりでのトラブルにも、エレベーター管理会社を介する事無く、スピーディな映像チェックが可能となりました。接続カメラ数に余裕があるため、2012年4月に延長される自由通路/エレベーター内の監視にも本システムで対応する予定です。また、「通信機器スペース」において行われています映像確認も、ネットワーク回線を利用して、約1km離れた直方市役所内でもモニタリングができるようにすることも検討されています。
USER'S PROFILE
通勤・通学で利用する人々も多い『直方駅』は、直方市の代表駅であり、新飯塚駅と並んで筑豊本線の主要駅となっている。2011年に完成した新駅舎のデザインはJR九州の車両デザインなどを多く手がける水戸岡鋭治氏によるもの。