学部再編・新設とキャンパス整備に伴い、AV設備を一新。4教室をフレキシブルに運用する「教室連動制御システム」など、最新AVシステムの「使い勝手」を第一にインテグレーション。授業での操作性向上や、運用・管理の効率化を推進。
大幅な教学体制の再構築に伴い、複数の新棟を建設された同志社大学。従来システムとの連携も考慮しながら、「より鮮明な映像表示」を実現する最新デジタルAVシステムを導入。「使い勝手」を最優先したシステムインテグレーションを担当させて頂きました。
導入の背景
同志社大学では各学部・研究科における全学年の教育を、今出川(文系)・京田辺(理系)の各校地で完結するため、「良心館」「志高館」を新設。教育の更なる発展と深化を企図し、「教育収容人数の柔軟化」や「運用管理のサービスレベル向上」をコンセプトに最新AV設備の導入を検討。教室ごとにカスタマイズされた設備の機能性や、高精細な画質を重視した映像システムの構築に加え、教員・学生双方の「使い勝手」と「運用性」を考慮し、同志社大学の目指す教育への思いを汲んだJVCのシステム提案を高くご評価頂き、採用となりました。
導入ポイント
▶ 教室連動制御システム: 受講学生数による教室規模の変化に連動。フレキシブルにシステム運用。用途に合わせて4教室を「個別×4室」「2連動化×2室(組)」「3連動化×1室(組)+個別1室」「4連動×1室(組)」へ設定できます。
▶ キーレスシステム: ICカード対応により、従来のシステムキー方式で煩雑だった運用業務を軽減。
導入の効果
学生にとってAVシステムはもはや「あって当たり前」な存在。今回の導入では、機器や品質はもちろん、「使い勝手」が大きなポイントとなっています。また、各システムの操作用タッチパネルのユーザーインターフェースも使いやすさに重点を置き、誤操作や連動ミスに警告が出たり、後からの機器追加・修正も容易にできるようなシステムを目指しました。
運用が始まって間もないのですが、「使用者が普通に使えている」ことが現場ではとても重要。今後、教員、並びに学生の双方よりシステムを評価する声が上がるようになると考えています。
USER'S PROFILE
京都府内に7キャンパス、14学部・16研究科を有する総合私立大学。1875年(明治8年)、新島襄により創立された同志社英学校を前身とする。「キリスト教主義」、「自由主義」、「国際主義」を教育理念に、『一国の良心』ともいうべき総合的人間力を持つ人材の創出を目指し、ハードとソフトの両面での先端的教育・研究体制の整備充実、組織の改編などに積極的に取組んでいる。