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音声認識表示ソフトウェア

相模原市議会 様(神奈川県相模原市)

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『音声認識表示ソフトウェア』で、発言をリアルタイムに文字化。
傍聴者に分かりやすい、バリアフリーな議会運営を推進。

議会改革を推進する相模原市議会では、令和4年9月定例会議から本会議場の傍聴席に字幕表示モニターを設置。「リアルタイムでの、より正確な文字化」を実現するJVCケンウッド・公共産業システム(JKPI)の音声認識表示ソフトウェア『TZ-TRACER 』が採用され、「より広く、より分かりやすく」市政情報を届けるためのバリアフリーな環境づくりをサポートしています。

導入の背景

議会機能の改革強化に取り組む相模原市議会ではその一環として、本会議での発言をリアルタイムに可視化する「字幕表示モニター」の傍聴席への設置を検討。
文字の表示速度や文字変換の正確性、ふりがなの付与や単語登録による変換精度向上等の機能に加え、ネットワーク環境に依存しないローカル運用型であることに高い評価を頂き、音声認識表示ソフトウェア『TZ-TRACER』の導入が決定。
また、議会運営システムもJKPIであることから、システム運用全体の一貫性も考慮頂きました。

導入のポイント

  • 高い認識率を誇る高性能音声認識エンジンを搭載し、議会音声をリアルタイムで文字化。
  • ローカル運用型システムのため表示速度が早く、通信障害の心配もなし。単語登録も可能。
  • 議事録業務などをサポートする発言の文字起こしに対応。配信動画用の字幕にも対応。
  • 議場内すべてのシステム操作・制御を行う『録音室』
  • 音声認識表示システムはPC1台でのローカル運用。議会運営システムと連携し、効率良く一元的に運用・管理。
  • 傍聴席では、発言内容を分かりやすくリアルタイムに文字表示

導入の効果

「傍聴席の環境を整備するため、議会改革検討会に提出された発議案がきっかけでした。現状の議会運営システムがJKPIだったことから、操作性や運用性、定期的なメンテナンスなどの一貫性を考慮してJKPIの『TZ-TRACER』を検討。リアルタイムの表示スピードや早口でも認識すること、ふりがな付き表示などの機能性が高評価。さらに近隣議会への視察で、ネットワーク環境に依存するシステムは中断などの不具合もあり、ネットに依存しないローカル運用型であることも重要なポイントとして、導入が決まりました。」
「音声がリアルタイムで文字として確認でき、高齢者や難聴者にも優しい環境になりました。また、議会で交わされる言葉には専門用語も多く、聞きそびれた発言や聞き慣れない言葉も目で確認できることで、傍聴者全般の理解にも役立っています。文字化では誤変換もありますが、単語登録機能を活用し、さらに精度を上げていくつもりです。」
「音声の文字データは議会の内容をすぐに確認する場合にも便利。また、ホームページで公開している議会の録画データにも、今後は字幕を付ける予定です。」
「より分かりやすく、より多くの市民の皆様に、開かれた情報提供を行うことは市議会の大切な役割です。こうしたシステムの導入で議会がより身近になる様、今後も議会改革・機能強化に取り組んでいきたいと考えています。」

(相模原市役所議会局議事課 ご担当者に取材)

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相模原市議会
相模原市議会

神奈川県の政令指定都市、相模原市役所本庁舎に議場、および議会局を構える。「分かりやすく、開かれた議会」を目指し、傍聴席の車椅子用スペースの確保、点字・録音版市議会だよりの発行、議会録画のWeb公開な どを推進。令和4年9月定例会議より、本会議での発言をリアルタイムで文字化する音声認識表示システムを導入し、傍聴席に字幕表示モニターを設置。バリアフリーに情報を届ける新たな試みとして注目を集めている。

HPアドレス:https://www.sagamihara-shigikai.jp
所在地:神奈川県相模原市中央区中央2-11-15
2022年12月取材

※記載の法人・団体名・組織名・所属・肩書きなどは、すべて取材時点でのものです。

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