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全国の地方議会では昨今、「開かれた議会」に向けた取り組みが推進されており、ユニバーサルデザインへの対応が求められています。しかし、傍聴席の難聴者支援については赤外線ラジエーター方式や磁気ループ方式といった通信システムや、手話通訳の導入が主流ですが、設置費用などのコスト面や継続的な運営面で課題を抱えています。
音声認識表示ソフトウェア「TZ-TRACER」は、議場の様子を直接、リアルに見ることができる傍聴席には場内モニターなどに文章情報だけを表示し、インターネット中継や庁内配信などを遠隔の場で視聴する方々には「誰の発言内容か」が分かるよう、発言者の映像に字幕を組み合わせた表示をすることができます。本ソフトウェアと最低限の映像・音響設備があれば、あるいは既存設備に最低限の機材を追加するだけで、「リアル」と「遠隔」それぞれに適した2種類の画面表示が可能となり、コストを最低限に抑えた導入が出来ます。
発言者の音声をリアルタイムに文字化する音声認識表示ソフトウェアが、お客様の課題を解決します。
音声認識エンジン「AmiVoice®」を活用し、議会音声をリアルタイムで文字化。ローカル認識型を使用しており、ネットワークに接続することなくオフラインでの使用が可能なため、情報漏洩リスクがありません。
また、カラーユニバーサルデザインに配慮した色使いで誰にでも見やすい画面を実現。運用に合わせて文字サイズの選択も可能です。
この音声認識表示ソフトウェアの表示画面は色覚の個人差を問わず、より多くの人に見やすいカラーユニバーサルデザインに配慮して作られていると、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構により認証されています。
人名や地名などデフォルトでインストールされていない単語の登録機能を搭載。登録した単語はCSVでのインポートとエクスポートが可能です。
音声認識の結果は、ローカルPC上にテキスト保存することが可能です。認識精度の確認や議事録作成支援にお役立ていただけます。
議会機能の改革強化に取り組む相模原市議会では、傍聴席の字幕表示モニターに音声認識表示ソフトウェアを導入。文字の表示速度や変換の正確性に加え、ローカル運用型であることを評価頂きました。また、議会運営システムも当社であることから、システム全体の一貫性も考慮頂きました。
傍聴席では、発言内容を分かりやすくリアルタイムに文字表示
録音室では、議会運営システムと連携し、効率良く一元的に運用・管理。
バリアフリーで開かれた議会運営に取り組む鳥取市議会では、より広く市政情報を届ける新たな試みとして、手話の分からない人にも対応する「傍聴席字幕」、「インターネット字幕中継」を導入。本システムにおいて、音声認識表示ソフトウェアが採用されました。
コンパクトなノートPCに音声を入力、リアルタイムに素早く文字表示。
議会映像の配信拠点で、インターネットのライブ配信動画にリアルタイムで字幕表示をプラス。
AmiVoice®は、国内シェアNo.1※の音声認識エンジンです。ビジネスや日々の生活に密着した多種多様なサービスにお使いいただけます。最新のディープラーニング技術をエンジンに実装、高い認識率を誇ります。また、アクセントやイントネーション、会話スピードに左右されず、より自然な発話を認識。誰もが簡単に音声認識を行えます。
※出典:ITR「ITR Market View:AI市場2021」音声認識市場ベンダー別売上金額シェア(2015~2021年度予測)
※議会用マイク設備は別途。
※議会用マイク/カメラ設備は別途。