NICU(新生児集中治療)病棟に「KooNe」を導入。
無機質な医療機器音を優しくマスキング*し、心地良い空間を創出。
福祉施設を併設した小児専門の総合病院・総合周産期施設として知られる神奈川県立こども医療センターは2019年9月、NICU病棟の改修を機に、空間音響デザインソリューション「KooNe」を導入。照明と併せた豊かな自然音が、無機質な治療空間に穏やかな安心感を演出し、新生児と家族に寄り添う、優しい環境づくりをサポートしています。
導入の背景
24時間体制で新生児の専門治療を行うNICUは、様々な医療機器が発する機械音が取り巻く空間。
「集中治療」と「家族支援」の両立を目指す神奈川県立こども医療センターでは、NICU病棟のリニューアルに際し、「ファミリーセンタードケア(患者と家族優先のケア)」への新たな取り組みとしてKooNeを導入。緩やかに流れる森や川のハイレゾ自然音がマスキング効果を発揮。
医療空間独特の「緊張感」を和らげ、新生児とご家族が絆を育む場に相応しい、優しく穏やかな「新しい医療環境」を創出しています。
導入のポイント
- NICU、GCU、ファミリールーム、家族コーナー、ドクタールームなど、NICU病棟の主要部に導入。
- 人に聞こえない周波数も含む豊かなハイレゾ自然音が医療機器音や環境音を優しくマスキング。
- 1日の時間経過から四季の移ろいまでを自然音の変化で演出。配信型サービスで運用も手間要らず。
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
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
より自然に「音」が届く間接音環境を構築することで、聴覚を中心とした「居心地の良い空間」を創造する空間音響デザインソリューション。森・川・波のカテゴリーで現地収録した自然音源やアンビエントサウンドを提供いたします。
空間ソリューション KooNeの情報はこちらKooNe(クーネ)プロモーション動画
https://www.youtube.com/watch?v=U-pUTJAGpXA
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導入の効果
「NICU病棟のリニューアルで医療設備を担当頂いたセントラルユニさんの展示会でKooNeの存在を知りました。治療を見守るご家族が、少しでもリラックスして過ごせる空間づくりにはもちろん、昼夜を問わず緊張感を持って働く医師やスタッフにとっても、KooNeの自然音が絶えず流れているという環境は大変効果的と考え、医療施設での新しい試みとしての意義もあることから導入が決まりました。」
「導入後2年以上経過した今、KooNeはなくてはならない空気の様な存在です。たまにKooNeが途切れた時に、人工呼吸器や計測機器類の音だけが聞こえると何か違和感さえ感じます。KooNeのサウンドはとてもナチュラルなものですから、医療機器の警告音や終了音が消されて聞こえない、という事も全くありません。」
「KooNeが新生児にとって心地良いものなのかは判りませんが、長期にわたり付き添うご家族にとっては、不安感を無くし、穏やかな気持ちで過ごせている様子。ご家族のそうした『心の安らぎ』は赤ちゃんたちにも敏感に伝わり、治療にも良い影響を与えているのではないか、と考えています。」
ご協力:株式会社セントラルユニ https://corporate.central-uni.co.jp/
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新生児科部長 豊島 勝昭 医師(左)
新生児科部長 斎藤 朋子 医師(右)
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神奈川県立こども医療センター
1970年、開設。福祉施設を併設した小児専門総合病院、総合周産期施設として、高度・専門医療や緩和ケアの充実を図り、在宅移行支援などを推進。さらに、県内唯一の小児がん拠点病院としての役割を果たすとともに、臨床研究機能の充実や人材育成、福祉相談などの組織横断的な対応にも積極的に取り組む。県立横浜南養護学校を併設し、こどもたちが学びながら治療を受けられる施設でもある。
HPアドレス:http://kcmc.kanagawa-pho.jp/
所在地:神奈川県横浜市南区六ツ川 2-138-4
記載の法人・団体名・組織名・所属・肩書きなどは、すべて取材時点でのものです。
*医療機器音はKooNe環境下でも影響なく聞こえます。