日本最大のコンベンションセンター『東京国際展示場』が非常業務放送設備を一新。
大型施設のシステム構築から保守・メンテナンスまでのワンストップ・ソリューションに高評価。
1996年の開業以来、『東京ビッグサイト』の愛称で親しまれ、数多くの大規模イベントを支えてきた東京国際展示場が、経年劣化により非常業務放送設備をリニューアル。
高音質、高操作性に加え、運用後のアフターサービスにも高い評価を頂き、JVCケンウッド・公共産業システム(以下JKPI)による、ネットワーク型業務放送設備と多棟制御型非常用放送設備が導入されました。
導入の背景
東京国際展示場が非常業務放送設備の全面改修を実施。広大な敷地全体をデジタル高音質でカバーし、タッチパネルで簡単操作する「業務放送設備」と、複数の建築物を集中制御する「多棟制御型非常用放送設備」を組み合わせたJKPIによるシステムの導入が決定。ネットワークオーディオ伝送の先進機能に加えて、4ヶ国語対応の非常用音声警報や、保守・メンテナンスサービスにも評価を頂きました。
導入のポイント
- 会議棟・西展示棟・東展示棟・東新展示棟の非常用放送設備を「防災センター」で一括管理し、効率的に運用可能。非常用音声警報は日本語/英語/中国語/韓国語の4ヶ国語に対応。
- 業務放送の音声・制御信号はネットワーク伝送方式を採用。ノイズもなく、システム拡張にも対応。
- 明瞭で、バランスの良い音響効果を実現する、高音質&多様なスピーカー群。
- ユニバーサルデザインを考慮したタッチパネルを採用し、直感的に扱える簡単操作を実現。
- ネットワーク伝送は、システム二重化により冗長性を向上し、安全運用をサポート。
導入の効果
「音質が格段に向上し、イベント時でもクリアな業務放送が可能になりました。操作もシンプルなGUIで分かりやすく、タッチパネルで操作性も抜群。各ホールの主催者事務室も同じタッチパネルなので、イベント事務局担当者への説明なども簡単です。また、非常用放送設備は整理・集約され、大変運用しやすくなりました。」
「開催イベントは近年、増加傾向で、増築した新展示棟や建設中の増築棟へも放送設備の拡張を予定しています。そうした中、JKPIには業務放送で年1回、非常放送で年2回の保守・メンテナンスサービスもお願いしているのですが、混み合うイベントの隙間を突き、夜間や深夜帯など、開催者に迷惑がかからない時間に対応して頂き、非常に助かっています。」
「システムの導入以降、国内外から沢山の施設関係者が視察に訪れています。今回のリニューアルは評判も良く、外部の注目度も高いようです。」
〈施設安全部 施設課 ご担当者に取材〉
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東京国際展示場(東京ビッグサイト)
総展示面積約9.5万㎡で、2018年現在、日本最大のコンベンション・センター。株式会社東京ビッグサイトにより運営。会議棟、東展示棟、西展示棟に加え、2016年より東新展示棟が稼働。
HPアドレス:https://www.bigsight.jp/
所在地:東京都江東区有明3-11-1
2018年10月取材
※記載の法人・団体名・組織名・所属・肩書きなどは、すべて取材時点でのものです。