インターカムでつなぐ医療連携
リアルタイム情報共有により、
業務負担軽減と患者サービスの向上を実現。
宇治徳洲会病院は、京都府南部の地域医療を支える急性期病院として、救急医療から高度専門治療まで幅広く対応しています。今回、多忙を極める心臓センターおよび内視鏡センターにおいて、情報伝達の遅延による業務負荷を軽減し、現場の連携力を高めるため、JVCデジタルワイヤレスインターカム「WD-D10シリーズ」を導入しました。
導入の背景
心臓センターでは、急性期から心臓外科手術まで幅広い医療を担っており、1日の入退院件数が多く、検査・清掃・搬送などの指示が集中する状況でした。連絡手段が限られていたことから、担当者が不在の場合には情報の伝達が滞り、業務効率が下がるだけでなく、患者様の待ち時間が長くなるケースも見受けられました。
一方、内視鏡センターでは、予約検査と救急患者の臨時検査が同時に発生した際に、リーダーが各検査室を回って担当者を探し、口頭で指示を伝える必要があり、職員の業務負担が大きい状況でした。
両部門に共通していたのは、即時性と確実性を備えたコミュニケーション手段の不足であり、現場からは改善を望む声が強く上がっていました。
お客様の声
インターカムがあることで、リーダーの指示をすぐに伝えられるようになり、検査や搬送がスムーズになりました。補助者同士でも“今どこを掃除しているか”などの状況を共有できるため、効率よく働けています。以前より患者様をお待たせしなくなり、大きな効果を実感しています。
看護主任 中森 久実子 氏
お客様の声
インターカムで全員に一斉に共有できるようになり、業務負担が大幅に軽減されました。救急検査が入ってスケジュールが変更になっても、全スタッフが同じ情報を把握
できているという安心感があります。大声で呼び合う必要がなくなり、待ち時間の短縮やプライバシー確保にも繋がりました。
臨床工学技士 坂 知明 氏
User's Profile
医療法人徳洲会 宇治徳洲会病院
京都府宇治市に位置し、1979年の開院以来「生命を安心して預けられる病院」「健康と生活を守る病院」の理念のもと、地域の救急・急性期医療を担ってきました。地下1階・地上10階で、稼働床数は479床を有し救命救急センター、災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センターなどにも指定されており、24時間365日体制で地域医療を支えています。
HPアドレス:https://www.ujitoku.or.jp/
所在地:京都府宇治市槇島町石橋145番
2025年8月取材
※記載の法人・団体名・組織名・所属・肩書きなどは、すべて取材時点でのものです。
